Art of Noise "Ambient Collection"

高校時代は初夏の晴れた空みたいだった。

悩みが無かったというか、なんだか解脱したような時期だった。

大して深く考えない時期が必要だった。

 

般若心経を唱え、瞑想をし、工作舎やらの本に読みふけり、

クーラーのきいた部屋で、クーラーのきれた部屋で、Art of Noiseの"Amibient Collection"を流して身に染みわたらせていた。雨、雷の音、そして太陽のないくらやみの空間。よあけはどこか。

 

11曲目の"Robinson Crusoe"が大好きだった。

南のしま、無人島にたったひとり感を想像してみて、うっとりしてみたのだった。

考えてる私の身体はベッドの上の布団にしずんでるだけなのに。

 
このアルバムに収められている曲を思い出すと、15歳とか16歳の研ぎ澄まされ、透明だった空気がすうっと流れたようだったので、わざわざIDを作成し、ここにつらつらと打っている次第である。

 

ついぞ誰にもこんなこと話すこともなく、年をとった。

というのも、このアルバムがいかに素晴らしいか!という事を説明する言葉を私は持ち合わせていなかったからだ。

 

これ、AmazonPrimeの聴きホーダイに入ってるんだね。
知らなかったよ。

無人島ブログにて

かしこ

Ambient Collection

Ambient Collection